[経験談]アフィリエイトで起業すると失敗します(収益複数化のすすめ)

「アフィリエイトで起業して失敗する人」
今回はこのテーマで記事を書きました。
いきなり残酷な話をしますが、
アフィリエイトで起業して失敗する人は沢山います。
サラリーマン時代に副業のアフィリエイトで稼いで起業→失敗→サラリーマンに戻る、といった人を僕も何人も見てきました。
今回はアフィリ歴7年の僕がアフィリエイトで起業すると失敗してしまう理由についてお話しします。
また失敗しない方法(アフィリエイト以外の収益化の方法)についても後半で解説するので、これからアフィリエイトで起業しようと思っている方の参考になれば幸いです。
アフィリエイトで起業すると失敗する理由
僕もアフィリエイトで起業した一人ですが、いままで順風満帆だったわけじゃなく失敗しかけた経験があります。
① 不安定すぎるビジネスだから
アフィリエイトで失敗する一番の理由は不安定すぎるビジネスだからです。
その不安定さに耐えきれなくなり、再びサラリーマンの道へ戻る人はかなり多いです。(僕もこのせいでかなり危ない目に遭いました)
まずGoogleに振り回されます。
1年に何回もGoogleのアップデートが行われていて、いきなり順位が下がったり記事が飛んだりします。
ホワイトな手法だとしてもアップデートの制裁を食らうこともあります。しかしGoogleの判断に従わざるを得ません。
僕の場合、過去に月に300万円くらい稼いでいたサイトがGoogleのアップデートによって月に20万円まで報酬が下がった経験があります。
当時そのサイトが全体収入の8割くらいを担っていたので大打撃でした。
ちなみに自作自演の被リンクとか中古ドメインとかブラックな手法は使っていない完全ホワイトなサイト。Googleの一方的な施策によりほとんどの記事が検索から飛びました。
このときの僕は記事を書けば報酬がどんどん上がっていったので、「アフィリエイト余裕」「一生稼げる」と完全に調子に乗ってました。
ただサラリーマンに戻るのは絶対に嫌だったのと、後述しますがアフィリエイト以外の収益化も少しつくっていたので、かなり苦労しましたが僕は失敗せずに乗り越える事ができました。
それにアフィリエイトは広告主にも振り回されます。
広告主側がアフィリエイト報酬を下げたり、いきなり広告を辞めたりするのは日常茶飯事です。
そのたびに新しい記事を書いたり、広告を貼り直したりしなければいけません。
② メンタルがやられるから
アフィリエイトで起業するとかなりメンタルがやられます。
常にGoogleや広告主に振り回されるので
「100万、200万売れているサイトが急に飛んでしまったらどうしよう」
「売れている案件が停止してしまったらどうしよう」
「今より収入が下がってしまったらどうしよう」と思ったり、
「将来的にこの仕事をずっと続けていって自分は結婚できるのか?」
「子供ができたら自分の仕事をなんて言おうか?」
「何歳までアフィリエイトで仕事ができるのか?」とか、いろんなことを考えるようになり、突然将来が不安になることがあります。
またアフィリエイトで起業すると常に一人なので、孤独になります。
周りに誰も相談できる人がいないと、不安なことばかり考えるようになってしまうので、精神的に追い込まれていきます。
業界あるあるですが、けっこう病んでしまう人が多いのも事実です。
僕もGoogleのアップデートでアフィリエイト収益が月400万円→20万円になったときは、ショック過ぎてかなり病みました(当時患った自律神経失調症の原因の一つでもあります)
アフィリエイトで起業と言うと「一人で気楽」みたいな感じに思えますが、一人だからこそ不安なことのほうが大きいです。
③ 社会的信用度が低い
個人的に「失敗したな」と感じたのが、アフィリエイターの社会的信用度の低さです。
アフィリエイトで起業するときは「個人事業主」からスタートになります。
フリーランスとも言ったりしますが、個人事業主やフリーランスは社会的信用度は底辺です。
社会的信用度の低さが分かるエピソードなのが、僕が過去にマンションを借りたときの話。
12万円の物件の審査に実に1か月も掛かりました。
その結果、審査NG。。。
マンションを借りるのって簡単なことだと思っていたのですが、予想外の結果に「えっ、、」と言葉を失ってしまいました。けっこうショックでした。
今まで金融系の滞納などの事故もないですし、保証人の親もビルのオーナーで安定した収入を得ています。
それなのに審査が下りない、、という現実を受け入れることができませんでした。
その物件をけっこう気にいっていたので、なんとか借りることはできないかと仲介業者に交渉したところ、当時同棲する予定だった彼女のほうの親にも保証人になってもらうこと、また私と私の親、彼女と彼女の親の、全部で4人分の直近の年収が分かるものを見せてくれれば掛け合う事ができるかも、ということを言われ、すぐに集めて審査をしてもらいました。
その結果、「彼女のほうの名義なら借りることができるかも」、との回答が。
これにはさらなるショックを受けました。。
彼女は派遣社員です。当時、収入も私の1/4くらいしかもらっていません。
それなのに私の名義ではNGということだったのです。
自分の立場は派遣社員以下なのか、、、と、そのときだけは正直アフィリエイトで起業したことを後悔しました。。
彼女は名義はOKと言ってくれましたが、自分のプライド、また彼女の親に不安がらせてしまうことも考えて、私の名義でなんとか契約できないかとまた掛け合ってみたところ、何とか保証会社を入れて契約をすることができました。
アフィリエイターというのは収入がどれだけあっても、社会的な立場というのは低く、また信用度が低い職業ということを思い知りました。
④ 人に堂々と言える仕事ではない
アフィリエイトで起業して一番困ることなのが「仕事は何をしているんですか?」という質問。
私は未だかつて「アフィリエイターです!」と言ったことがありません。
理由は、アフィリエイトは「怪しい」「詐欺」「ねずみ講」といったイメージを持つ人が多いからです。
「たった1日30分の作業で月収100万円稼げる」
「スマホをポチポチしているだけで月収30万円」とかいう、怪しい宣伝文句やプロモーションのせいで、業界自体がかなり怪しいというイメージがついてしまっているのです。
またアフィリエイトがアムウェイと言葉が似ているせいか、「ねずみ講でしょ」と言われたこともあります。
起業当初は「失敗したな」と感じました。
アフィリエイトはまだまだイメージや印象が悪いので、堂々と「アフィリエイターです!」と言うことに自分自身も抵抗を感じてしまっています。
失敗しない方法 → アフィリエイト以外の収益の柱をつくる
アフィリエイトで起業するときに失敗しない方法は、アフィリエイト以外の収益の柱をつくることです。
アフィリエイトだけでも稼げますが、一生それだけで飯を食っていくことはかなり難しいと思います。(不安定さやメンタル面も含めて)
そこで、アフィリエイトのスキルを活かしながら収益源を確保する方法を紹介します。
① メルマガアフィリエイト(リスト取り)
アフィリエイトのデメリットなのが、新規のお客さんしか収益化できないことです。
Googleの検索アップデートに遭いながら新規のお客さんを呼び込み続けることはかなりシンドイし、また収益も不安定です。
そこでアフィリエイトで安定して収益化できるのが、リスト取りからのメルマガアフィリエイトです。
あなたのファンにさせて(メルマガに登録させて)、あなたのファンにおすすめの商品を紹介する仕組みをつくるんです。
Googleのアップデートにも影響されず、また購入率もかなり高いので、安定したアフィリエイト収益を得ることができます。
たとえば「アフィリエイトの情報サイト」をつくって、メルマガでアフィリエイトの稼ぎ方やノウハウを教えますといった文言でメルマガに登録させて、そこから登録者にアフィリエイト作業に便利なツールやアフィリエイト商材を紹介する、なんてこともできますね。
Googleやライバルサイトにも影響を食らわず、アフィリエイトで継続的に稼ぎ続ける方法としておすすめです。
② WEB制作
アフィリエイトサイトが作れれば、企業のホームページも作れます。
しかもライティング能力もあるので、文章を考えてあげたり構成を考えてあげたり、コンテンツ制作もしっかりできると思います。
最初は実績がないのでポンポン仕事が入ってくる訳ではないですが、身近なところで仕事を引き受けることから始めてみると良いです。
僕の場合、友達に話すことから始めました。
最初は地元の友達とかに「ホームページ作りたい人いる?」と話してみて、友達のお店や、友達の紹介で知り合った人など、個人事業やお店をやっている所のホームページを格安で作ってあげることから始めました。
そうなるとだんだんと口コミが広がって、「ホームページ作るならあの人」というイメージがついて、その地域のホームページ屋さんになることができました。
ちなみに僕の場合、デザインやコーディングなど得意ではないのですべて外注しています。
ホームページのボリュームにもよりますが、制作費用の売上は30〜50万円、外注費用を除けば20〜40万円くらいの利益は稼げるのでかなり大きい収益源になっています。
③ WEBコンサル
アフィリエイトスキルが一番活かせるのが、WEBコンサルの仕事です。
WEBコンサルの仕事は、インターネット集客のお手伝いをする仕事です。
どうやってインターネットで見込み客を集めればいいか、これはアフィリエイトの仕事とほぼ一緒。
キーワード選定、ライバルサイトのリサーチ、記事の書き方、SEO対策、上位表示のコツなど、アフィリエイトで日頃やっている作業がすぐに役立ちます。
新規のホームページの制作を受けるときは、WEBコンサルの仕事にもつながります。
また既存のホームページの無料診断からWEBコンサルの仕事を受注して、その後にホームページ制作の仕事を受注することもできます。
WEBコンサルの仕事はアフィリエイトと一緒ですぐに成果がでる訳ではないので、半年〜年間契約で引き受けるのが一般的です。
僕の場合は、ブログ記事の書き方の指南や修正、簡易ホームページ修正、アクセス解析データからのSEO対策や今後の戦略設計、その他個別サポートなどを含めたコンサル代として毎月5万円を頂いています。
労働時間もそこまで多くなくて、クライアントを増やせばそれだけ継続収入も安定していきます。
④ 代行業
アフィリエイト作業を代行する仕事もかなり需要があります。
クラウドワークスではライティングの仕事やWEB制作の仕事などがゴロゴロあるし、
ココナラではWordPressサイトの立ち上げ、Googleアドセンスの取得代行といったアフィリエイト作業の代行業がたくさんあります。
アフィリエイトで得意なことや、好きな作業があるなら、毎日のアフィリエイト作業が、そのまま仕事にできてお金にできるのでおすすめです。
空いた時間に代行業をするだけでも月に10万円くらい稼げると思います。
⑤ 純広告メディアの構築
純広告とは、ASPを通さないで企業やオーナーと直接契約する広告のこと。
ASPにある商品はアフィリエイターが凌ぎを削っているからライバルも多いですが、
純広告の場合はこちらが市場を開拓して見つけるものなので、
ライバルがいない場所を見つければアフィリエイターにとってはブルーオーシャンの市場になります。
市場の開拓で一番やりやすいのが「地域メディア」の構築です。
たとえば「埼玉県の地域メディア」をつくるとするなら、
- 埼玉県の様々な情報を記事にする
- 記事の更新、SNSも活用してアクセスを集める
- アクセス数をメディアでアピール(公表)する
- 企業やお店の広告を募る
といった方法です。
広告の設置で月3万円とか、お客さんが来た数だけ紹介料をもらうとか、契約の仕方は様々です。
地域メディアはアフィリエイトとは関係ないキーワードで記事を書くので、ライバルも比較的少なく記事も上位表示しやすいです。
コツコツ続ければアクセスも安定して集まっていきますし、認知度も広がり純広告の仕事も取れやすくなります。
地域メディアは地域密着でやっていく仕事になるので、自分が住んでいる街、好きな街を選んでつくることをおすすめします。
⑥ 自分の商品をつくる
自分の得意なことを商品化するのもおすすめです。
今流行りなのが「note」です。
noteはコンテンツのフリーマーケットのようところで、情報や記事だったりを自由に販売することができます。
たとえば、アフィリエイトの成功事例を販売したり、出会いアプリの攻略法、ナンパの方法を販売したりと、ジャンルは自由です。
自分が得意なことがあるなら、noteで自分の商品をつくって売りましょう。
ASPにはないものなら自分で市場開拓してサイトを作れるので、ブルーオーシャン市場で安定した収益版ができます。
また将来的には、アフィリエイトされる側(広告主)になるのもおすすめです。
それはアフィリエイターは売れる商品が分かるからです。
また商品比較をしながら「こんな商品があったらいい」というアイデアも浮かびやすいので、商品開発には向いています。
最初はかなりお金が掛かりますが、通販商品は利益率が高いのでアフィリエイトの仕組みさえつくってしまえば安定した収益基盤が作れます。
また広告主側の仕事はとても楽です。
- 発送業務→工場
- 売る人→アフィリエイター
- 受注管理→あなた
といったように、アフィリエイトされる側になれば受注管理だけしていればいいので収益の自動化が可能です。
⑦ 低価格のオンラインサロンを運営する
自分の商品をつくる以外にも、自分のオンラインサロンをつくるのもおすすめです。
オンラインサロンは有料のファンクラブみたいなものです。
たとえばホリエモンの場合、月額1万円のオンラインサロンで1500人以上の会員がいたりします。
これだけで年間2億近い売上になります。
ただホリエモンの場合は知名度があってのことなので、一般人は到達できません。
そこで、アフィリエイターならアフィリエイトや副業を教えるサロンなんかが良いと思います。
1人1000円とか低価格で、
- アフィリエイト講座やノウハウを提供
- オンラインセミナーを毎月開催する
- サロン会員限定のサイトで講座見放題
- リアルのイベント(交流会)を開く
- 勉強会を開く
など。
アフィリエイトは孤独の作業が続くし、ノウハウを求めている人はたくさんいます。
アフィリエイトを始めたばかりの人からしたら、アフィリエイトで月に10万円稼げる人は先生です。
まだあまり稼いでいない人でも「初心者の気持ちが一番分かる0→1へ成長させるアフィリエイトサロン」みたいな感じで売り出したら、ほかのサロンとの差別化もできて選んでくれると思います。
オンラインサロンは収益性はそこまで高くないかもしれませんが、アウトプットの場は自分の成長にも繋がるのでおすすめです。
まとめ:アフィリエイトで起業して失敗しない方法→収益の柱を最低3本はつくる
アフィリエイトは不安定なビジネスです。
アフィリエイトで起業するなら、アフィリエイト以外の収益の柱をつくりましょう。
最低3つは欲しいです。
僕の場合は、アフィリエイト以外に、WEB制作、WEBコンサルの仕事も並行してやっています。
基本的にやることは同じなので、そこまで大変なこともないです。
また起業すると頼れるのはあなた一人だけなので、メンタルもとても大事です。
その点、収益基盤が多くあると精神的にも安定します。
自分に合った収益の柱を見つけてください。