【実体験】ブラック企業の退職理由は家庭の事情がおすすめ【嘘でもバレない】

そんなお悩みにお答えします。
僕は過去に有給、代休も取れない、残業が月100時間以上でも残業代が出ないというブラック企業に働いていたんですが、
その会社を辞めた理由として使ったのが「家庭の事情」でした。
ちなみに家庭の事情というのは嘘で、会社から逃げたい一心で、次の転職先も決まっていないのに家庭の事情で押し通して辞めました。
今回の記事ではそんな僕の実体験をもとに、家庭の事情がブラック企業を辞める理由としておすすめな訳と、万が一詮索にあったり引き止めにあったときの対処法も解説します。
親の仕事を継ぐので辞めようと思ってます。
これが僕がブラック企業を辞められた一言です。
家庭の事情といっても、親の介護、パートナーの転勤、子供の病気、女性だったら結婚、出産とありますが、
僕の場合は家業を継ぐという理由にしました。
ポジティブな理由だし、男でも使える理由だからですね。
親の仕事が上司にバレてる場合なんかは、叔父や叔母の仕事を継ぐというのが使えます。
ちなみに僕の前の会社では大半が嘘をついて辞めてました。
ほんとは転職するのに「家庭の事情」と嘘をついて辞める人が一番多かったですね。
あとブラック企業では正直に退職理由を答えるのは辞めたほうがいいです。
- 給料が安い
- 人間関係がいやだ
- 仕事がつまらない
- 体力の限界
- 将来性がない
とかですね。
そのまま伝えると揉めたり、条件を出されたりして絶対に引き止めに合います。
ブラック企業はたいてい引き止めもブラックですから。
そもそも、休みもなく残業代も払わないという法外な扱いをしたブラック企業やその会社の上司です。
嘘をついて働かせたくせに、こちらが嘘をついて何が悪いのでしょうか。
できるだけ引き止めに合いにくい退職理由を考えるなら嘘をつかないと中々難しいこともあって、個人の問題ではなく家族を巻き込んでの「家庭の事情」と嘘をついたほうがいいのです。
【実体験】家庭の事情は引き止めに合いづらい
僕の場合は引き止めには合いませんでした。
実際に僕の実家が家業(材木屋)をやっていたのを上司が知っていたのもありますが、
「親からのお願いでもあって、親の仕事を継ごうと思ってる」と言ったら、
”いつ頃に辞めて家業を継ぐ予定なのか?”といった感じで、すんなり退職日についての話し合いに進むことができました。
自分自身だけの話ではなくて家族を巻き込んで話をすると、上司がうちの家族を説得することはできないので、引き止めに合いにくです。
詮索や引き止めに合う場合の対処法
ただ、僕の場合はすんなりといきましたが、上司によっては「嘘じゃないか?」と詮索してくる可能性もあります。
また絶対に引き止めに合わないという確証はもてません。
ブラック企業で働いている上司ですから、一筋縄に話が通じる人である可能性は低いですからね。
詮索や引き止めに合わないかどうかは、その上司のクセや日頃の態度を見て必要であれば準備する必要があります。
もし「本当か?」といった感じで詮索してくるタイプの上司なら、簡単なシナリオだけは作っておくのがおすすめです。
たとえば親の仕事を継ぐという理由なら、◯月◯日に従業員の1人が定年で辞めるのでそのときまでに退職したいと言ってみたりが良いかと。
ただそれ以上につっこんで聞かれたときは、具体的な嘘の作り話はしないほうが良いです。
少しでも言葉に詰まるとそのタイプの人は容赦ないからです。
それ以上のことまでは線引きして「プライベートのことなので詳しい内容は言えません」と伝えるまでです。
引き止めるタイプの上司も何パターンかいます。
・「繁忙期のこの時期に辞めたら損害賠償だ」とかいう法的処置を持ち出すタイプ。
・「ここで逃げていいのか?成功する奴はみんな最後まで諦めないぞ」とかいう熱血タイプ。
・「今大事なときなんだ。人も足りない状況だからもう少し待ってくれないか」とかいう同情を誘うタイプ。
とかですね。
家庭の事情と言ってるのに上記のように引き止めてくるのは相当なブラック上司です。
あなたやあなたの家族のことよりも、会社のほうが大事だと言ってるわけです。
そんな上司の元で働こうと思いますか?
ましてや、損害賠償、給料から天引き、と脅して法的処置を持ち出してきたら違法です。
そういう場合は、迷わず法律相談しましょう。一人で悩むといつまでも辞められなくなってしまします。
ちなみに「法テラス」というサイトで格安で相談できます。
もしあなたの会社や上司がそんな感じがするならブックマークしておきましょう。
嘘をついてもバレない【そもそも辞めたら会わない】
嘘をついたらバレるんじゃないかとか、辞めた後に何か言われるんじゃないかとか、気にする人もいますけど、
全然心配ないですよ。
僕も嘘をついたことバレてませんし、そもそも辞めたら前の会社の人と一切会うことは無くなりますからね。
辞めた人のことをずっと話題にすることもないし、辞めたらすぐに過去の人として忘れ去られるから安心してください。
仲が良い人への伝え方
ブラック企業とはいえ1人か2人くらいは何でも話せる同僚がいると思います。
そういう人だけには本当のことを伝えても良いかと。
上司や会社には家庭の事情ってことにしてるけど本当は転職するんだよね、といった感じですね。
ただウワサ話が好きな人には絶対に伝えてはいけません。
特に誰にも言わないから教えてよとかいう人は要注意です。
そういう人に限って上司から「本当のこと聞いてこい」と言われてる可能性が高いからです。
また、そういう面倒くさいことに巻き込まれないようにするには、誰にも本当のことを言わないほうが良いです。
そもそもブラック企業で残って働いてる人と繫がってもいてもあなたに何もメリットがありません。
ブラック企業の同僚は愚痴ばっかですし、経営者となった今の僕にとって退屈な話ばかりです。
だから過去の会社の人とはもう誰とも繋がっていません。
退職を伝えるなら1ヶ月前に
会社の就業規則で特別に定められている場合を除いては、退職の意思を申し出てから2週間で退職はできます。
ただ、引き継ぎや有給休暇の消化のことを考えて、1ヶ月前に伝えるのが一般的です。
直属の上司に退職を申し出て、会社が退職を認めたら、退職届けを2週間前までに提出します。
ブラック企業は賢く辞める
もう二度と関わらない会社ですから、波風立たさずに嘘をついて辞めるというのがスムーズですが、
もしブラック企業でひどい扱いをされてきたなら、そのまま辞めるのも悔しいところです。
辞めたあとに後悔するので、やれることがあれば最後までやりきって辞めたほうがいいこともあります。
たとえば下記の3つ。
- 有給はしっかり使う
- 未払い残業の請求
- パワハラや過労に対する慰謝料
1.有給はしっかり使う
有給は使える分はすべて使いましょう。
今まで有給を全く使わせてもらえなかったのであれば遠慮するところではないです。
残りの有給消化分を考えた退職日で辞めましょう。
有給を消化しきれない場合は買い取ってもらうことも可能です。ただ、これに関してはけっこう会社側と揉めるので有給を全部使い切るかたちで辞めるのがおすすめです。
2.未払い残業の請求
タイムカードや勤怠管理表、給与明細、就業規則といった証拠を集めておくと、優位な形で残業代を請求することが可能になります。
3.パワハラや過労に対する慰謝料
パワハラを受けていたり、過労で体を壊したりした場合には慰謝料の請求をすることができます。
医師の診断書やボイスレコーダーの証拠、メモや日記などでも十分な証拠になりえます。
証拠がいくつか集まっているなら弁護士に相談したほうがいいでしょう。
ちなみに、できることをやり残すと辞めた後でかなり後悔します。
僕は今でもかなり後悔しています。会社と揉めたくないという一心で有給を全部消化しなかったり、未払い残業を請求しなかったり…
もう二度と関わらない会社ですからやれることは最後までやって賢く辞めることをおすすめします。
まとめ
ブラック企業の場合、退職する理由をそのまま伝えると、揉めるか、引き止めに必ず合います。
あらかじめ直属の上司と揉めそうだなと思う場合は、建前として「家庭の事情」を使うことをおすすめします。
僕だけじゃなくて、僕の周りや元同様も家庭の事情と言って辞めて、本当は転職してる人なんていっぱいいますすからね。
ブラック企業で働いていること自体、自分に嘘をついて働いてきたんですから、最後まで嘘をついておさらばしたほうが良いかと。
そして、どう辞めるかよりも、どうなりたいかのほうが重要です。
退職理由が決まれば、次のステップアップのことだけを考えて転職活動に集中するなど、なりたい自分に向かって行動しましょう。