「ウチってもしかしてブラック企業?」
そんな不信感を抱いている人のために、あなたの会社がブラック企業なのか判断できる「ブラック企業あるある」をまとめました。
僕も過去にブラック企業で働いていたんですが、気づいたのは入社してだいぶ経った後。
新卒で入った会社だったので「会社はこれが当たり前」と洗脳されていました。
そんな過去の自分のような人を救うために、ブラック企業だと早く気づいて欲しいと思ってこの記事を書きました。
当てはまっている所が多いほど、あなたの会社はブラック企業の可能性が高いです。
転職するか、次の仕事を探して早く辞めることを強くおすすめします。
[まとめ]37個のブラック企業あるある
ブラック企業によくあることをまとめました。
① 朝の出社が早すぎ
普通の会社なら始業の10分前くらいに出社しますが、ブラック企業は始業時間より1時間前には会社にいないと怒られます。
僕の場合は、始業時間9:00なのに、7:30出社とかしていました。
8時に出社しようなんてものなら怒られました。
しかも勤怠管理はしっかり9時で印字されていて、変更不可。
違法です。
② 夜の退社が遅すぎ
普通の会社なら終業時間になったら帰れますが、ブラック企業は夜の退社もめちゃくちゃ遅いです。
仕事が多すぎて終わらないってのもありますが、一番ブラックだと思うのが「帰りづらいから」という理由。
僕の場合はこれでした。上司が帰らないから帰りづらい。
終業時間は18:00なのに、19時くらいに帰ろうとしようものなら、「お前この準備終わったのか?」「明日大丈夫なんだろうな」と高圧な態度で詰められる。
だから帰りますと言い出しづらく、仕事は終わっているのにいつも22:00〜23:00まで仕事をしているフリをする毎日でした。
③ 残業代が出ない (みなし残業)
普通の会社なら残業代がしっかり払われますが、ブラック企業は残業代が出ません。
出たとしても「営業手当」とかいう内容で、この中に一定時間分の残業代が含まれている「みなし残業」の制度を取っています。
僕の場合もみなし残業の制度がとられていて「営業手当」として2万円が支給されるのみでした。
でも計算してみた月の残業時間は100時間を超えてました。そうなると残業代は時給200円です。
こういう会社は雇用契約書に「〇〇時間分の残業代を含む」ということが書いてあったとしても、平気でオーバーさせます。
④ 勤怠管理表はハンコ押すだけ
普通の会社なら勤怠管理表は自己申告ですが、ブラック企業は勤怠管理表を自分で申告したり修正することができません。
勤怠管理表はすでに印字されていて、ハンコを押すだけの状態になっています。
100時間残業したとしても申告できず、みなし残業ギリギリの残業時間だけがきっちり印字されたものにハンコを押さざるを得ない状況にさせます。違法です。
⑤ 管理職の目が死んでいる
ブラック企業の管理職の人の目は死んでいます。死んだ魚のような目です。
多分、社長からの詰めがヤバすぎ、仕事に忙殺されている、人生に疲れているといった理由なんでしょう。
僕の前の会社の管理職の人もみんなそうでした。
魂が抜けてしまったような人しかいませんでした。
⑥ 社員がみんな暗い (職場で笑えない)
ブラック企業は社員が全員暗いです。
もともと明るい性格の人もだんだんと暗くなります。
仕事に疲れるだけ毎日で人生を絶望するようになるからです。
また職場で笑うこともタブーな雰囲気の会社も多いです。
僕の場合もそんな感じでした。この会社が大嫌いだと上の人に気づいて欲しいから、明るく笑ったりするのが嫌になっていくんですよね。
僕だけじゃなくて同僚みんな暗かったです。
⑦ 朝の出社時に握手する
普通の会社なら「おはようございます」と言うだけなのに、ブラック企業は朝の挨拶と一緒に握手をします。
握手は強制です。握手しないで自分の席に座ると怒られます。
意味不明な習慣です。
⑧ 謎の挨拶、かけ声がある
ブラック企業には社内の人しか分からない挨拶やかけ声があります。
高校の野球部の挨拶みたいなやつです。
例えば、朝の挨拶も「おはようございます」と普通に言うと怒られます。
「ざす!」と言うのがルールです。
ちゃんと挨拶が言えない、声が小さいと怒られます。
⑨ 職場結婚多すぎ
普通の会社でも職場結婚はあるものですが、ブラック企業の職場結婚率の多さは異常です。
会社に拘束される時間が多いから、必然的に出会いもなくなり、職場恋愛〜結婚になるケースが多いからです。
そして結婚すると、会社からお祝い、上司からご祝儀やらをもらうので会社を辞めにくくなります。
⑩ 不倫多すぎ
ブラック企業は不倫が多いです。
会社の拘束時間が長いので家族よりも同僚といる時間のほうが長くなるからです。
先輩の男社員と後輩の女社員っていうのが多いですが、女上司と男の後輩社員なんてのもあります。
そしてだいたい噂がすぐ広まります。当人たちは知られてないと思いきや、社員全員が知ってることが多いです。
⑪ 上司が連れてってくれる飲み屋が1軒目酒場
ブラック企業は薄給なので、上司が連れてってくれる飲み屋も激安居酒屋です。
⑫ 上司が一切奢ってくれない
ブラック企業は薄給なので、上司は一切奢ってくれません。
営業同行中にコンビニでコーヒーを買うときでも一切奢ってくれません。
⑬ 顔採用する
ブラック企業はイケメンや可愛い子が入社することが多いです。
それは、学歴とか適正とか関係なく顔採用しているから。
新卒社員が美男美女が多いと、先輩社員も喜ぶし、これから入社しようと思っている就活生も選んでくれるからです。
ただそれは新卒入社の時だけ。イケメンや可愛い子はすぐ辞めるので、結果ブスしか残らなくなります。
⑭ 男女ともスーツや仕事服がダサい
ブラック企業は薄給、仕事で疲弊してオシャレにかける時間がない、仕事服にも規約が多いという結果、男女ともスーツや仕事服がダサいです。
⑮ だらしない女性が多い
ブラック企業で働いてる女性はだらしなくなります。
仕事服がヨレヨレ、髪ボサボサ、パンツ見えてる、太る、飲み会で泥酔する、不倫するなど、すべてはストレスのせいです。
⑯ 中途採用がすぐ辞める
ブラック企業は、中途採用の人がすぐ辞めます。
ブラック企業には洗脳させた新卒社員しか残っておらず、その同期の結束が強いので輪に入りにくかったり、
中途採用の人は普通の会社のことを知っているのでブラック企業だといち早く気付くからです。
⑰ 常に社員を募集している
ブラック企業はすぐに人が辞めるので常に社員を募集しています。
そして募集要項は嘘ばかり。
僕の前の会社も「あたなのやる気次第で年収1000万円も可能」とか書いてありましたけど、当時それだけもらっている人は社長か取締役しかいませんでした。
⑱ 平均年齢の若い活気のある会社です
ブラック企業の会社紹介に必ず書いてある文言です。
この本当の意味は「離職率が高いから若い人しかいない会社」です。
また年齢を重ねるとキツい会社とも言えます。
⑲ 会議室から怒鳴り声しか聞こえてこない
ブラック企業の会議室は会議する場所ではなくなっています。
ただの説教部屋、お仕置き部屋です。
そして会議室の備品はすぐに壊れます。物に当たるので。
⑳ 大声で罵る上司がいる
ブラック企業にはパワハラ上司、モラハラ上司が多いです。
僕の前の会社にも当然いました。
社員がたくさんいる中で大声で怒鳴ったり罵ったり、俺の言うことを聞かないとこうなるぞという見せしめです。
そして怒られないために、上司が決めたこと、ブラック企業のルールに従わざるを得ない状況になっていきます。
㉑ どデカイ営業成績グラフが貼ってある
ブラック企業の壁には営業成績のグラフがデカデカと貼ってあります。
社員のモチベを高めるためのグラフですが、売れない営業マンへの見せしめでもあります。
また売ったらグラフが伸びる=売ったもん勝ち、になってしまい結果クレームやキャンセルが多くなるのが実情です。
㉒ 壁に向かってロープレ
営業社員は商談の練習としてロールプレイングをします。
普通の会社なら商談の流れを徹底してやりますが、ブラック企業は飛び込み営業のロープレばかりやります。ドアを叩いて飛び込むところからです。
会社の入り口から「こんにちわー」と挨拶するところからやったり、人ではなく壁に向かってロープレすることも。
商談のロープレまでいかないので、商談がうまくなりません。
㉓ 直行、直帰できない
ブラック企業は朝一の商談先が家から近かったとしても、会社へ出社してから向かわなければいけません。
また最後の商談先が家から近かったとしても、直帰は許されません。会社に来させて日報や明日の準備をさせます。
僕の前の会社もそうでした。朝9時から商談だとしても朝7時30分に会社に行かなくてはなりませんでした。
また19時に商談が終わっても直帰はできず、会社へ戻らされました。やることないのに。
ブラック企業は個人行動がまったく許されないのです。
㉔ 新卒が入ってくると「かわいそうだな」と思ってしまう
普通の会社なら新卒入社の子を歓迎しますが、ブラック企業の社員は、新卒の子が入ってくると「かわいそうだな」と思ってしまいます。
この会社に入っても明るい未来がないからです。
イキイキとした表情の子には尚更そう思い、気の毒になって憂鬱になります。
㉕ 会社辞める人が羨ましいと思ってしまう
ブラック企業の社員な同僚が辞めると「うらやましい」と思ってしまいます。
まさに刑歴を終えた囚人のような感じです。
そして自分はいつ抜けられるのかと考えてしまいます。
㉖ 会社の飲み会がつまらない
ブラック企業は、忘年会や新年会など、会社の定期的な飲み会がつまらないです。
上層部や洗脳された社畜が内輪で盛り上がっているだけです。
僕の前の会社の飲み会も鬼つまらなかったです。
体育会系のノリだったんですが、牛耳っている上司はいて、ビールをピッチャーで一気させられたり、暴力があったり、それを見てゲラゲラ笑うだけ。
それでいてキッチリ飲み代は割り勘。会社の経費にもなりません。
㉗ 全体朝礼がお通夜みたい
ブラック企業には月1とかで全体朝礼があります。
意気揚々と前に立って話す社長や上層部とは裏腹に、疲弊しきっている社員は全員暗い雰囲気です。お通夜状態。
そもそも士気を高めるためにやる全体朝礼がお通夜状態で逆効果になるという、それがブラック企業の朝礼です。
㉘ 土曜の研修がある(無給)
ブラック企業は、土曜研修があります。
僕の前の会社では月に1回必ずありました。
会社が決めた実質強制的な研修なのに、自発的な研修として無給で参加させられていました。
しかも研修テーマは決まってないことがほとんどで、実質強制の研修なのに自分たちでテーマを決めるという本当に意味不明な研修でした。
強制的な研修を無給で行うのは違法です。
㉙ 給与制度がコロコロ変わる
ブラック企業は給与制度がコロコロ変わります。
基本給が下がって手当分が上がったり、月給制から年俸制になったり。
そして給与制度が変わった説明をするときも、何を言っているのか理解ができません。
結局のところ会社にとって都合が良いだけの理由で変更されてるので、説明が回りくどくて分かりにくくなってしまうんですね。
㉚ 定期代が6ヶ月定期の1/6の支給
普通の会社なら毎月1ヶ月分の定期代を支給するか、6ヶ月分の定期代を一括で支給しますが、
ブラック企業の定期代の支給は、6ヶ月分の定期代を1/6にした額を毎月支給します。
これでは従業員が定期代を支払うときに5ヶ月分を建て替える必要が出てきます。
違法ではないらしいですが、限りなく会社に有利な方法で支給しているのは見え見えです。
㉛ 土日に社内イベントがやたらある
ブラック企業は土日も一緒に社員同士を過ごすようにさせます。
BBQ大会を企画したり、サークルを作らせて球技大会をやったり、へたしたら1週間ずっと一緒にいるなんてこともあったりします。
土日にイベントをやるのは、
- いい会社アピール
- 外部との接点を減らす
という理由があります。
こうして社畜をつくりあげたり、職場結婚や不倫を増発させています。
ブラック企業にはプライベートな時間がほとんどなくなります。
㉜ やたら「自分の成長のため」と言う
ブラック企業の仕事は、もともとやりたい仕事じゃなかったり、社会に貢献できるようなやり甲斐のある仕事ではありません。
僕は昔、OA機器の営業だったんですが、もともとやりたい仕事じゃないし、お客さんの利益にならないことのほうが多くて、やる気を見出せませんでした。
それは上司ももちろん知っているので、そんなときに決まって言うのが「自分の成長のためだ」とやたら言われてました。
ブラック企業では仕事をする目的も漠然としたことしか言われません。
㉝ 副業禁止
2020年現在、副業を解禁している会社が多い中、ブラック企業は頑なに副業を禁止します。
禁止の理由は本業に支障が出るためいうことが多いですが、それはもっと深い理由に行き着きます。
ブラック企業の仕事はもともとやりたい仕事じゃないし、やり甲斐もないし、続ける理由としたら生活費を稼ぐためしかありません。
そんな状況のなか副業を許してしまったら、会社が従業員を支配できなくなってしまうからです。
会社が「仕事を頑張れば給料上がるぞ」とケツを叩いても、「副業で稼げるから別に大丈夫です」と言われてしまうのです。
これでは社員全員やる気をなくして業績は減り続けて、会社は存続できなくなります。
ブラック企業の場合、副業を解禁すると「会社が倒産してしまうほど本業に支障が出てしまう」のです。
㉞ 有給が取れない
ブラック企業は有給が取れません。
有給が取れないならまだしも「ウチには有給なんてない」と言われることもあります。
違法です。
僕も前の会社で有給が取れたのは、インフルエンザになったときと、おじいちゃんが亡くなったときだけでした。
私的に有給を取れたことは1日もなかったです。
ちなみに、僕の同僚は土曜研修の日に結婚式があるから休みたいと上司に言ったら「招待状見せろ」と言われてました。
無給の研修でさえ休ませない会社でした。
㉟ 振替休日(代休)が取れない
ブラック企業は、休みの日に仕事をしても休日出勤手当なんてありません。
そして振替休日や代休も取ることができません。
勤怠管理表を見ても休日扱いになっています。
違法です。
㊱ 基本給が少なすぎる (手当多め)
ブラック企業の給料は、基本給が少なくて手当支給が多いです。
これはボーナス査定の計算を低くするためです。
僕の前の会社の給料もどんどん基本給額が減っていって、各種手当金のほうが額が多くなって行きました
もちろんボーナス額もほとんど上がることはなかったです。
㊲ 休みがない(土日も客対応)
ブラック企業は休日がありません。
土曜研修や会社の強制イベントがあるのもそうですが、
それ以上に土日も客対応しないといけないシステムになっているからです。
土日にも対応が必要な商品やサービスを売っているなら、土日にも対応させるためのスタッフを配置しておく必要があるか、会社として土日は対応ができないと明示しておくべきです。
ブラック企業はそんなことを考えてくれません。
土日もお客さんから電話があったりメールがあったとしても、会社は知らんぷりです。対応を個別にさせます。
その結果、休日がきてもちゃんと休めません。
そして出世するにつれて顧客数も増えていくので、さらにひどくなります。
結果、疲弊しきって目が死んだ管理職になっていきます。
まとめ:ブラック企業で働くのは悪。辞めたほうがいい。
ここで紹介したブラック企業あるあるは、実はすベて僕が5年半の会社員時代に経験したものです。
経験してみてわかったことは、ブラック企業で働くメリットは一つもないということです。
世の中には仕事は無限にあるし、お金のためだけに働いているならバイトのほうが稼げます。
また、やりたいことが見つからないのはブラック企業で働いているせいでもあります。不平不満だらけの脳は思考が停止するからです。
悪しかないブラック企業はできるだけ早く辞めることを強くおすすめします。
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